「柔道」を知ろう!「精力善用」「自他共栄」~勝つことよりも大切な人の生きる道~

日本発祥の武道である「柔道」は嘉納治五郎師範によって1882年に創られました。

 

嘉納治五郎師範は1860年に兵庫県で生まれました。
どのような人物だったのでしょうか。

 

 
柔道とは投げ技を主体とした武術です。体の鍛錬や人格形成を目的としたスポーツとしての側面も持っており、愛好者は世界中にいます。その柔道の創始者が嘉納治五郎師範です。
日本古来の武術である柔術を磨き上げて、柔道に進化させました。
嘉納治五郎師範は柔道を強くなるために身に付けるだけでなく、「教育」や「平和」に役立てようと生涯をかけて奔走します。そして、柔道の総本山「講道館」を設立したり、柔道を日本のみならず世界にまで普及させたりといった、数々の偉業を成し遂げました。
 

https://www.judo-ch.jp/kanou_life/柔道チャンネルより引用)
 
嘉納治五郎師範は「柔道の父」「日本の体育の父」とも呼ばれています。 柔術の稽古から人の生き方・生きる道を示し、立派な人間を育てることができると考え、人間形成を目指す「柔道」へと昇華させたそうです。
柔道の基本理念は、「精力善用」・「自他共栄」です。
柔道の目的は勝つことではなく、身体、精神鍛錬と人間教育にあります。
 
 
私は、小学生の頃から柔道漬けの毎日を過ごしていました。
中学2年生から、全国大会優勝を目指し毎日トレーニングや稽古に明け暮れていました。
その頃でさえ「柔道」について詳しく学んだことはなく、知識はほぼゼロでした。
練習や試合で訪れた道場に掲げられている「精力善用」「自他共栄」の文字は何度も目にし、言葉は知っていましたが、意味を考えたことはありませんでした。
また、嘉納治五郎師範のお名前やお写真もよく目にしましたが、柔道を創られた歴史にも無知でした。

 

我が家の子供たちに柔道の良いところを伝えたいと考えたとき、柔道に対して自分が無知であることに気づきました。そして調べるうちに「ミッチのあいことば」という絵本に出会い、坂東館長との再会を果たしました。
その時に坂東館長から柔道に対する深い思いを聞き感銘を受けたことを覚えています。
ご縁があって指導者として柔道に関わることを決めたとき、改めて「精力善用」「自他共栄」にどのような意味があるのかを調べました。
 
 

 
■精力善用
「精力善用」は、「自他共栄」と共に嘉納治五郎が創始した講道館柔道の指針として掲げられている言葉です。
柔道は、相手の動きや体重移動を利用し、自分の持つ力を有効に働かせるという原理によって、より大きな力を生むことができます。そして、柔道に打ち込み、修行を積むことによって、自己の能力は磨かれていきます。それは日々の生活にも同様のことが言えます。
「精力善用」とは、その力を使って相手をねじ伏せたり、威圧したりすることに使わず、世の中の役に立つことのために能力を使いなさいということを表しています。
 
■自他共栄
「自他共栄」とは、「精力善用」と共に嘉納治五郎が創始した講道館柔道の指針として掲げられている言葉です。
互いに信頼し、助け合うことができれば、自分も世の中の人も共に栄えることができます。そうした精神を柔道で養い、自他共に栄える世の中を作ろうというのが「自他共栄」の意味です。
 

https://www.judo-ch.jp/dictionary/terms/柔道チャンネル柔道用語辞典より引用)

 
 
柔道選手の頃、私にとって最も大切だったのは「勝つこと」「試合で勝って結果を残すこと」でした。
それ以外、柔道について深く考えていませんでした。
柔道の歴史を知ろうなどと、思ったこともなかったのです。
 
柔道が日本発祥の武道であることは知っていましたが、嘉納治五郎師範が「人間教育」として柔道を創り、自らが世の中の役に立つことを常に考えて行動されていたということ。「精力善用」「自他共栄」の精神は最終的には「世界の平和に繋がる」という信念をもたれて取り組んでいたことを知り、今さらながら大変感銘を受けました。
柔道について深く知ったことで、柔道に誇りを持つことができました。

 

 
嘉納治五郎師範の思想哲学や、柔道が創られるまでに歴史があったことを知らず、勝つために「柔道」をしていた自分。もしもっと早く学んでいたら、選手としても人としての価値観も広がっていたのではないかと、恥ずかしさと勿体なさを感じました。
 
しかし大人になって、学び直したことで、『柔道は世界に誇れる素晴らしい武道である』と、その意味を知ることができました。
柔道の大きな価値を、いま痛感しています。
現在も柔道の魅力については勉強中です。

 

 
「精力善用」「自他共栄」を日常に活かしてほしいと思い、我が家の子供たちにも伝えています。日常生活の中で、「これは自他共栄だね」と子供の方から言ってくれることがあり、とてもうれしい気持ちになります。
 
 

人が共存共栄して生きていく社会の中で、「精力善用」「自他共栄」の基本理念はとても深く重要なものであると考えています。

 

志道館フリースクールクラスで、嘉納治五郎師範の思想哲学や柔道の歴史もぜひ知ってほしい!!
柔道の基本理念をはじめ、柔道の歴史についても一緒に学んでいきましょう。

 

 
 
 
 

野尻 麻実

 
 
 
 

 

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柔道トレーニングプログラムとは

『志道館 柔道トレーニングプログラム』は3歳〜10歳までのお子様一人ひとりの特性に合わせた完全個別指導です。
本クラスでは「カラダ」にフォーカスし、《柔道特有の動き》と《柔道用の特性》を活かした【感覚統合運動(SAQトレーニング)】に取り組みます。
本プログラムを通して、お子様の未発達な身体感覚を補うことで、「セルフ・エスティーム」を確保し、「社会適応力」を獲得することを目的としています。

身体と心の両方で、子ども達が自分の人生を自信を持って歩み、将来世のため人のために自分の力を使うことができる人になるサポートをいたします。

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