発達障害の傾向があるお子様のための『志道館 柔道トレーニングプログラム《完全個別指導》』

『志道館 柔道トレーニングプログラム』は3歳〜10歳までのお子様一人ひとりの特性に合わせた完全個別指導です。
本府グラムでは「カラダ
」にフォーカスし、《柔道特有の動き》と《柔道用の特性》を活かした【感覚統合運動(SAQトレーニング)】に取り組みます。
本プログラムを通して、お子様の未発達な身体感覚を補うことで、「セルフ・エスティーム(self-esteem)」を確保し、「社会適応力」を獲得することを目的としています。

 

※カラダを整えることで期待される主な効果
カラダを整えることで期待される主な効果をまとめた図

 

なぜ〈完全個別指導〉なのか?

文武一道塾 志道館を設立以来約7年間、様々な子ども達と接してきました。
道場には、発達障害という診断を受けている子、診断を受けていなくても客観的に見てその傾向が強い子、定型発達と呼ばれている子等々、様々な「個」が存在しています。

 
複数人を集めた通常のクラス運営では、安全に稽古を運営するためにも、その場の「秩序の維持」を重要視さぜるをえません。
様々な「個」を一つの枠組みの中で指導する稽古スタイルでは、その秩序(枠組み)に入れない子がいることも事実ですが、その子一人に指導者が付きっきりで構うという訳にもいきません。
そういう意味では、一つの枠組みの中で様々な「個」と向き合うことには限界を感じていました。
 
そこで考えたのが、〈完全個別指導〉の本プラグラムです。
〈完全個別指導〉ならば、文字通り子ども達一人一人の個性・特性とじっくり向き合うことが可能になり、トレーニングメニューも、その子に合わせたものを作ることができます。

 

『志道館 柔道トレーニングプログラム』では、お子様の特性に合わせたオーダーメイドのトレーニングメニューで〈完全個別指導〉により、お子様の発育発達をサポートします。

 
 

なぜ対象が低年齢なのか?

発達障害とは「発達の過程で明らかになる行動やコミュニケーションなどの障害で、現在では根本的な治療はないが、適切な対応をすることによって社会生活上の困難は軽減される障害」(平岩幹男著『自閉症スペクトラム』より)と言われています。

 

近年、発達障害については「早期発見・早期支援」が声高に叫ばれています。
”適切な対応”が遅くなれば遅くなるほど、発達障害児本人の生きづらさが顕著になり、学校生活や人間関係の中で、自尊感情を傷つけられるような場面が多くなってくることが予測されます。

 

医学博士・小児科専門医である平岩幹男氏は、発達障害の二次的症状として下記の症状を挙げています。

 
①学業不振
②不登校・ひきこもり
③社会的な孤立
④行為障害(反抗性挑戦障害を経ることが多い)
⑤パニック障害・うつ病

 

参照「みんなに知ってもらいたい発達障害」平岩幹男・著(診断と治療社)

 

また、発達障害であってもそうでなくても、非認知能力(忍耐力・自制心・対応力・回復力等)と言われるような社会で生きていく上で必要な力は、幼児期にトレーニングすることが必要です。

 

『志道館 柔道トレーニングプログラム』では、できるだけ早い段階で”適切な社会適応のためのトレーニング”を施すことがとても重要であると考え、対象を3歳〜10歳に定めています。

 
 

(1)「SAQトレーニング」とは?

SAQトレーニングは、身体感覚(感覚運動)に特化したトレーニングです。

※SAQ(Speed:重心移動の速さ/Agility:運動時の身体をコントロールする能力/Quickness:刺激に反応し速く動き出す能力)

SAQトレーニングは、全ての運動の基礎となる「ゼネラルスキル」を養います。
本来ゼネラルスキルは遊び等を介して幼少期に強化されますが、現代社会では、幼少期にゼネラルスキルを強化する機会が少なくなりました。
近年、幼少期の遊びの中で自然に芽生えるはずの俊敏さ、バランス感覚、柔軟性などが十分備わっていない子どもが増えてると言われています。

SAQトレーニンングはゼネラルスキルを効率よく効果的に伸ばし、人間が本来持っている能力を最大限に引き出すことを目的としたトレーニングメソッドです。
SAQトレーニングにより、脳内の神経伝達物質の一つである「ドーパミン」を活性化させ、脳のワーキングメモリ(作動記憶)をアップさせることもできます。

発達障害と「SAQトレーニング」

私たちの体には、自分の体の構造や力の強さなどを調整し、総合的な運動や行動に重要な役割を果たすと言われる感覚が3つあります。

例えば、勉強中でもじっとしていられず、椅子をがたがた揺らすといった落ち着きのない行動が見られる子どもは、「前庭感覚」や「固有感覚」の発達が十分でないため、「椅子をがたがた揺らす」という強い刺激を与えることで、「心地よさ」を得ていると考えられます。

そういった子どもに対して有効なSAQトレーニングとして、『志道館 柔道トレーニングプログラム』では、柔道場という特性を活かし、畳の上をゴロゴロ転がる、前転(でんぐり返し)・後転・側転等の回転運動に取り組みます。また、柔道特有の動きである前回受身(自分で前に回転して受身をとる)も有効なSAQトレーニングだと考えられます。

 

また、すぐに友達を叩いたり、押したりしてしまう子どもは、力の加減がうまくつかめてない可能性があります。これは「固有感覚」が十分に発達していないことや「視知覚」や「協調運動」がうまく連動せず、加減をつかめてないことが要因になると考えられます。

こういった子どもは、ひどく臆病(怖さに対する感覚が過敏)だったり、反対に、危険予知ができずに高いところから平気で飛び降りて骨折しまう等の問題が起きやすいのです(感覚・知覚鈍麻)。

そういった子どもに対しては、「固有感覚」を鍛えることが有効です。

例えば、ほふく前進のようなSAQトレーニングや、相手と組み合って押したり引いたりし合う(互いのバランスを崩し合う)柔道特有の動きも有効であると考えられます。

 

柔道は【感覚統合運動(SAQトレーニング)】です。

柔道には他の武道やスポーツにはない、独自性があります。
その独自性は【感覚統合運動(SAQトレーニング)】と呼ぶことができます。

柔道では、柔道衣を来て素手で柔道衣を掴み合い、互いのバランスを崩し合います。
この技を掛けるまでの一連のプロセスには、「固有感覚」「触覚」「前庭感覚」を始めとして「強調運動」「視知覚」等々、様々な感覚が関わっています。

また、「受身(相手に投げられる)」や「寝技(抑え込み技)」は、「触覚」が十分に刺激されることでしょう。

本クラスでは、安全に楽しみながら柔道に取り組むことで、お子様の未発達な感覚を呼び覚まし、社会に適応できる力をつけられるようトレーニングしていきます。

柔道場で「裸足」で過ごすことの効能

足は体の土台であり、建物で言えば基礎部分にあたります。足の面積は、体全体の2%足らずですが、足で重力とのバランスをコントロールしながら運動へと繋げているため、この土台がしっかりし働かないと立つ・歩く・走る・跳ぶなどのような動きがうまくできない、と言われています。はだし 子供

足裏が不安定になると、それを補うため体の上部にも歪みが起こり、これが子どものバランス感覚を衰えさせます。

最近の子ども達が、転びやすかったり、怪我をしやすかったり、じっと立っていられなかったりするのは、足の発達も影響していると考えられます。

小さい頃から足裏に刺激を与え、足底反射(踏ん張る力)が十分に起こるように習慣化することが大切です。

足底には「メカレセプター」という感覚を受け取るセンサーが付いています。特に親指、足の付け根の辺り、踵に多く存在します。このメカレセプターが未発達だと、体がどういう状態になっているか脳に伝達されにくくなります。メカレセプターを発達させるためには、足の指を使う・足底への刺激を入れることが必要です。これには、裸足で過ごすことがとても効果的です。

 

柔道場に入ったら、裸足で過ごします。また、『志道館 柔道トレーニングプログラム』では、畳つかみ歩きや、かかと歩き等、「メカレセプター」の発達を意識したトレーニングにも楽しく取り組みます。

 

■参考文献
凸凹子どもがメキメキ伸びる ついでプログラム
井川典克/監修
鹿野昭幸・野口翔・特定非営利活動法人はびりす/編著

■アドバイザー
臨床心理士 中里文子

⑵「メンタルビジョントレーニング」とは?

メンタルビジョントレーニング 説明画像

心理学の専門家が監修した「方法」と「結果」が見えるメンタル強化のメソッドです。目を鍛えることでメンタル機能が鍛えられ、運動機能も強化します。日本代表選手やプロアスリート選手も受けているトレーニングをお子様も体験することができます。

 

目の働きとパフォーマンス

「ビジョントレーニング」は80年以上前にアメリカで生まれて、スポーツや教育業界で多くの実績を残しています。海外の有名なトップアスリートも取り組んでいるトレーニングです。
目 アップ
  眼のはたらきは、運動能力やパフォーマンス、メンタルにかかわっています。また、思考と眼の動きは連動しているので、眼を動かすことで思考も活性化されます。しかし、スマホで様々な情報が得られる時代になり、私たちは自分の眼を動かしていろいろなものを見渡し判断する必要が減ってきました。眼は脳の一部と言われ、眼に映ったものを脳が判断してはじめて「見えた」ということになります。この「見え方」に問題があると、判断や反応が遅れてしまうということにつながります。
メンタルビジョントレーニングによって眼と脳を鍛えることで、お子様のパフォーマンスが向上し、メンタル面が強くなります。

 

例えば、こんなことに困っていませんか?

・落ち着いて座っていられない

・ぬりえやなぞり書きが苦手

・つまづいたりぶつかることが多い

・転びやすい

・人のうごきをまねるのが苦手

・見たものを描くことが苦手

・図形などの問題が苦手

・文字を読むことが苦手

・手先が不器用

・感情がおさまらない

・忘れ物が多い

・集中力が続かない     など

思うようにいかないのは、知能や運動能力の問題だけでなく、眼のはたらきの悪さが原因かもしれません。

眼の機能とは「眼の使い方、見え方→判断→反応」の一連の流れをいい、バランス、学習、記憶、運動のベースとなります。思うようにいかないことがあったとき、問題の要因を知り指令を出す側をコントロールできるようになることが大切です。

『やる気スイッチ』のカギは『わかる』こと!

子供たちが不安になったり、やる気をなくす場面を思い出してみてください。その場面で共通する感情があります。それは『わからない』ときです。わからないこと、できないことが重なるとあきらめてしまいます。

・やりかたがわからない

・正解がわからない

・なんて言えばいいかわからない

・どうしていいかわからない

様々な「わからない」があると思いますが、わからなくなったとき、脳は「不快」な状況になります。人間の脳内は「快」と「不快」を同時に感じることはないので、「不快」を減らして「快」を増やしていくこと。すなわち「わからない」を減らし「わかった」を増やすことよって、子供たちの『やる気スイッチ』に繋がります。

 

 

柔道稽古・トレーニングの中でメンタルビジョントレーニングを取り入れる!

『志道館 柔道トレーニングプログラム』では、稽古やトレーニングの中でも意識的に『体・眼・頭』を使ったメニューを考え取り入れていきます。
個々の特徴に合わせて、柔道稽古・メンタルビジョントレーニングをおこない、同時にどのように工夫して困りごとを減らし、自分らしく運動・学習・生活をしていくかをみつけていくことも大切です。
たくさん眼を動かし、体を動かし、頭もフル回転させて身体機能・視覚機能そして心も強くし高めていきましょう!

 

(出典:松島雅美のメンタルビジョントレーニング公式サイト国際メンタルビジョントレーニング協会ホームページ https://mental-vision.com/)